たるんだお腹やお尻、二の腕などのぜい肉を脂肪吸引でなかったことにできるなら!と、脂肪吸引に魅力を感じている方も多いのではないでしょうか。ただ、脂肪吸引に伴うリスクやダウンタイムが心配で、なかなか決断できない方もいらっしゃることでしょう。
脂肪吸引について、知っておくべき治療の効果やリスク、後悔しないためのポイントなどを解説します。
Pick UP 湘南美容クリニックの脂肪吸引
画像出典:公式サイト目次
- 1.脂肪吸引とは?
- 1-1.脂肪吸引が可能な場所
- 1-2.脂肪吸引の手術方法
- 1-3.脂肪吸引のダウンタイム
- 2.脂肪吸引のリスクや後遺症
- 2-1.内出血や腫れ
- 2-2.皮膚の凹凸や左右差
- 2-3.切開部分の傷跡
- 2-4.しびれや麻痺
- 2-5.その他、稀な後遺症
- 3.脂肪吸引のリスクを防ぐためのポイント
- 3-1.脂肪吸引の実績が豊富なクリニックや医師を選ぶ
- 3-2.脂肪吸引のリスクについてしっかりと医師に確認する
- 3-3.その他の部分やせ治療を検討する
- 5.失敗したくない人におすすめ!脂肪吸引クリニックの正しい選び方
- 4.まとめ
脂肪吸引とは?
脂肪吸引とは、メスで皮膚を数mm切開し、カニューレと呼ばれる細い管を皮膚の下に入れて脂肪を吸い出す手術です。大きな部位を一度に治療でき、物理的に脂肪を吸い出せるため、部分やせに効果的です。一方で、メスによる切開も必要となるため、比較的リスクの大きい治療ともいえます。
脂肪吸引が可能な場所
脂肪吸引は、お腹、お尻、太ももなどの大きな部位を一度に治療することができる他、部分やせが難しい二の腕や首、二重あごなど、皮下脂肪がつきやすいほとんどの部位で施術を行うことができます。
脂肪吸引の手術方法
まずは脂肪の吸引量や部位の大きさなどを踏まえ、局所麻酔、または全身麻酔をかけます。その後、皮膚を数mm切開し、カニューレを挿入して脂肪を吸引していきます。吸引を終えたら切開部位を縫合し、手術は完了です。手術時間は吸引する部位や範囲によってさまざまです。
脂肪吸引のダウンタイム
脂肪吸引にはダウンタイムがあります。吸引量や部位によって異なるものの、通常は数週間~1ヶ月程度で通常の生活に戻ることができるとされています。なお手術後は、圧迫固定のためガーメントと呼ばれる下着を2~3ヶ月ほど着用する場合もあります。
脂肪吸引のリスクや後遺症
脂肪吸引には、さまざまなリスクが想定されます。施術後の症状の大半は、時間と共に軽快するものが多くありますが、一定期間が経っても治らず、後遺症が残ってしまう可能性もゼロではありません。脂肪吸引の主なリスクや後遺症についてご説明します。
内出血や腫れ
カニューレで毛細血管や皮下組織を損傷してしまうと、内出血が見られたり、腫れが起きたりすることがあります。圧迫や冷却で軽減することができ、10日から2週間ほどで自然に治まる場合がほとんどです。
皮膚の凹凸や左右差
医師の技術不足が主な原因となり、左右がアンバランスな仕上がりになったり、脂肪の取りムラによって皮膚に凹凸ができてしまったりする場合があります。
切開部分の傷跡
通常、切開する部分は体のシワや下着のラインなどで隠れる場所を選び、切開も数mmですが、手術時にカニューレにより過度に摩擦されることで、目立った傷跡になってしまうことがあります。
しびれや麻痺
カニューレにより末梢神経が損傷してしまうと、触っても感覚が鈍くなったり、しびれを伴ったりする場合があります。通常、1ヶ月程度で治まり、長くても3カ月~1年程度で自然治癒するとされています。
その他、稀な後遺症
重大な事故は稀ではあるものの、吸引時に血管を損傷してしまうと、脂肪組織の一部が血管の中に入りこみ、脂肪塞栓症を引き起こすことがあります。肺や脳の血管が詰まると、最悪、死に至るケースもあります。また、傷口から細菌が入ると感染症が起きる他、麻酔事故や内臓の損傷など、死亡事故につながるリスクがあることも心にとめておきましょう。
脂肪吸引のリスクを防ぐためのポイント
脂肪吸引にリスクはつきものですが、事前に施術についてしっかりとした知識を持ったうえで検討を行い、適切な対応をとることで、リスクを最小化することができます。
脂肪吸引のリスクを下げるためにポイントを解説します。
脂肪吸引の実績が豊富なクリニックや医師を選ぶ
実績や経験が豊富であれば、脂肪の吸引量なども熟知しており、万一の時も迅速にリカバリーできる可能性も高まります。さらに失敗修正も手がけているクリニックや医師だと、なお良いでしょう。
脂肪吸引のリスクについてしっかりと医師に確認する
手術に伴うリスクを医師に確認しておく他、「もし〇〇になった場合、どういった対応をするのか」といったところまで確認しておきましょう。どんな質問であっても、納得いくまで説明をしてくれるクリニックを選ぶことが大切です。
その他の部分やせ治療を検討する
脂肪吸引以外にも、脂肪冷却治療や脂肪溶解注射など、他にも部分やせ治療の選択肢はあります。その他の施術についても調べた上で、脂肪吸引が自分にとって一番ふさわしいかを医師とよく相談しながら治療にのぞむことが大切です。
失敗したくない人におすすめ!脂肪吸引クリニックの正しい選び方
脂肪吸引では、クリニック選びに失敗すると後悔する原因になります。
ここから、脂肪吸引クリニック選びのポイントを具体的に解説します。
信頼できるクリニックか
脂肪吸引クリニック選びの第一のポイントは、信頼できるクリニックかという点です。信頼できるクリニックかを見極めるポイントは下記の点です。
- コミュニケーションに問題はないか
- 料金体系が明瞭か
そのため、コミュニケーションが取れるかどうかは、クリニック選びで非常に重要なポイントになります。
カウンセリングで丁寧に要望を聞いてもらえるところを選ぶようにしましょう。
悩み・不安・疑問に丁寧に応じてくれるかどうかをチェックしましょう。
また、料金体系にも注意してください。
特に、施術代に麻酔代やアフターケア費用が含まれているかはよく確認しましょう。
施術後に追加費用が発生して思わぬ出費になった…というケースがよくあるためです。
脂肪吸引は施術だけでなく、アフターケアまで含めると、クリニックと関わる期間は数ヶ月に及びます。
「信頼できそうなクリニックか」をしっかり見極めましょう。
医師の実績・経験があるか
医師やクリニックの実績・経験は必ずチェックしましょう。脂肪吸引は失敗するリスクが高く、医師の高度な技術力が求められます。
万が一、技術が劣った医師の治療を受けると、施術に失敗することもあります。
身体への負担や失敗のリスクをできる限り減らすには、技術の高い医師の治療を受けるのが非常に重要です。
医師やクリニックの実績・経験は公式HPなどに掲載されていることが多いので、きちんと確認しましょう。
また、脂肪吸引は部位によっても施術方法が異なるのが特徴です。
そのため、自分の希望する部位の症例数の豊富なクリニックを選ぶようにしましょう。
理想のボディにあった施術方法が用意されているか
脂肪吸引クリニック選びでは、クリニックの施術メニューも詳しく確認しましょう。前述した通り、脂肪吸引には様々な施術方法があります。
自分に合う施術方法を選択すれば、より高い効果が期待できます。
いろいろな施術メニューを揃えているクリニックであれば、選択肢が増えるでしょう。
初回のカウンセリング時に、自分の理想のボディラインを伝えるのも一つの方法です。
自分の希望する施術を行っているのか、事前に確認しておくのは基本となります。
自分の予算の範囲内か
脂肪吸引のクリニック選びのポイントは、予算の範囲内で受けられるかという点です。脂肪吸引の施術を受けるには、一般的に10万円以上のお金がかかります。
決して安い金額ではないため、予算に合うクリニックを選ぶようにしましょう。
クリニックによっては、料金体系が不明なケースもあり、追加オプションの費用が発生するなど、後々トラブルの原因になる可能性があります。
施術を受ける前に、総額でいくら必要なのかをチェックしておきましょう。
契約前に、公式HPで確認したり、カウンセリング時に確認しておきましょう。
アフターケアや保証制度が充実しているか
脂肪吸引クリニック選びのポイントとして、アフターケアや保証制度の充実度も大切な基準になります。脂肪吸引は失敗リスクのある施術です。
万が一に備えて保証制度などが充実しているクリニックの方が、安心して施術を受けられます。
また、脂肪吸引の施術後は、医師の指示に従ってダウンタイムを過ごすのが重要です。
2-3院で比較するために、無料カウンセリング時などに、アフターケアや保証制度について聞いてみましょう。
口コミ評価が高いか
最後に、脂肪吸引のクリニックを選ぶ時には口コミ評価の高さも確認するようにしましょう。口コミは患者の率直な感想であり、参考にできる点が多いです。
医師の対応や施術前後の様子、仕上がりなどを口コミでチェックしましょう。
関連記事
まとめ
物理的に脂肪を吸い出すことで、理想のボディラインに近づける脂肪吸引は、過酷な食事制限や運動の必要のない魅力的な施術です。一方で、さまざまなリスクが伴うことも事実です。治療を検討する際は、脂肪吸引に伴うリスクを医師からしっかり聞き、他の部分やせ治療とも比較した上で、治療を受けるかどうか決めましょう。